情報の海の羅針盤byまっくす

情報の海の羅針盤 byまっくす

PCやスマホやタブレットを楽しむヒントを書いていきます

【入門書の紹介】3Dプリンタと3D-CADの使い方を習得してみよう

f:id:maxheadroom20:20200924150648j:plain


今回は僕が買ってよかったと思う本の紹介です。

 

3Dプリンタを買ってオリジナルの造形物を作りたくなったら必ず必要になる3D-CADですが。数あるCADの中で最も利用されているCADのひとつがautodesk社のFusion360(フュージョン・スリーシックスティ)だと思います。このソフトは使用料が数百万円もする本格的なCADに匹敵する規模のシステムなのに、30日間の無料トライアルののちでも条件によっては無償ライセンスが利用できます。その細かい条件はautodesk社のHPで最新情報を確認できますが、たいていの個人なら無償で使い続けられますよ。とにかくこのシステム、使い方を習得しておいて損はないでしょう。

 

そこで、今日の本題である入門書の紹介です。

Fusion 360 マスターズガイド ベーシック編 改訂第2版

この本はFusion360の膨大な機能のうちの基本の手引き書になります。インストールの仕方から書いてあります。ペン立てを作る実習形式でPCを操作しながら解説は進みます。この本の特筆すべきいいところ、それは「手順を端折らない」のです。頭の良い人には何度も同じ手順が書いてあるのは無駄に思えるかもしれませんが、僕のような凡人にはこれが大事。なんどもなんども同じ手順を踏むことで操作が頭に入るのです。本に書いてあるとおりに操作していくうちに、最初は複雑に見えたシステムも意外と簡単に思い通りに使える自分に気づくでしょう。そうでなければ同じ章を2回以上読んでもいいですね。

 

基本は、スケッチ→寸法決め→押し出し(切り取り)→分身 で、あとは細かい飾りです。覚えてしまえば簡単なことです。そのソリッドモデリングでも物体を作るのに十分ですが、さらにフォームモデリングという、より複雑な形状を作る方法も後半に書かれています。こちらは粘土細工のようでちょい難しい才能と根気が必要になる感じですね。出来る方はここも読むとスポーツカーのボディのような自由でなめらかな造形ができるでしょう。

 

ひとつだけ注意点、この本のamazon電子書籍版は固定レイアウト(つまり各ページが文字も含めた画像データ)なので大きめのタブレットじゃなきゃ読むのがきついと思います。僕の場合はipad pro 12.9インチを使用しました。紙媒体版もあります。

 

皆さんもぜひ3DプリンタとCADで創作を楽しんでください。自分の頭の中から物体を生み出す。それは最高に愉快な体験ですよ。